派閥戦隊
今回は、近未来の戦隊ものについてです。
一般的には戦隊もののヒーローたちはカラーリングされています。
赤、青、黄、ピンク、シルバー、ゴールドなど様々ですね。主人公は赤のような派手なイメージが強いですね。
ご当地ヒーローというのも流行りましたね。
近未来には派閥戦隊ハバレンジャーがハバを利かせます。
この派閥戦隊のヒーローたちは「極左」、「中道左派」、「中道」、「やや右より」、「極右」の5名であり、司令官である「ギチョウ」がこれらを束ねます。
対する敵にはボスの「ドレミファシスト」擁する悪の組織「ブトウハ」。
派閥戦隊は無用な戦いは好まず、会話をファーストチョイスしますが、「ブトウハ」は必ずそれを拒否し戦闘となります(ただし最終話を除く)。
戦闘が佳境に入ると「ブトウハ」は強力なモンスターを召喚します。
このままではモンスターに負けてしまうというぎりぎりのタイミングで、司令官である「ギチョウ」が派閥戦隊の5名に語りかけ議論を促します。
派閥戦隊はぎりぎりの戦いを行いながらも議論を深め、意見がまとまると同時に「ハバレンジャー」から「ギロレンジャー」に進化します。
派閥戦隊が「ハバレンジャー」時の戦闘は各々が個性を出しすぎて足を引っ張りあったりしましたが、「ギロレンジャー」時の戦闘は洗練され、連携攻撃の奥義「SNS」を発動することができます。
これには敵モンスターも手を広げ、首を横に振るしかありません。
だいたいのストーリーの流れはこのような形となります。
また、セカンドシーズンでは派閥戦隊の周辺には「どっちつかず」という「中道」の実の兄がたびたび現れ手助けします。
しかし、「どっちつかず」はコウモリ的な存在であり「ブトウハ」にも通じています。後に「中道」たちをそそのかし、ダークゾーンに陥れようとします。
なお、「中道」は一度だけダークゾーンに落ちたことがあり、「悪道」に改名したことがあります。
ファイナルシーズンであるサードシーズンでは真の敵「オブザーバー」との闘いが描かれています。
実は、「オブザーバー」はファーストシーズンから監視者として登場しています。
ファイナルシーズンでは、より一層戦闘が強力になり、ロボが登場する予定でしたが、視聴率の関係で登場前に打ち切りとなってしまいます。
またファーストシーズン後にはスピンオフ作品として過去編があり、それぞれ志の違う派閥戦隊がどのように出会い、チームになったのかが描かれています。