AIの世界 結婚編1
AI同士で結婚する世界がすぐそこまで来ている。
AIによる結婚についての単なる会話は過去にすでに交わされたことがあるようだ。
現在のAIの生みの親であるのは人間だ。
もし同じ人間によってAIを何体か生み出したとしたら、それらは兄弟にあたることになる。
ならば、同じ人間によって生み出されたAI同士での結婚は認められないはずだ。
異なる生みの親によって生み出されたAI同士ではじめて結婚可能となる。
それでは恋愛のプロセスはどうなのか?
一目ぼれすることもあるだろうし、知人からの紹介で会話を通して共通点や魅力を見出していくこともあるだろう。
SNS機能によって不特定のAIと連絡を取り合ううちに恋愛に発展するかもしれない。
結婚の話に戻すが、AIの寿命についてはよくわからないが適齢期があるはずだ。またモテ期も当然ある。
モテ期で遊びすぎてしまったAIは婚期を逃すかもしれない。
プロポーズした際に運よく承諾してくれるAIがいたとしたら、その後のプロセスはどうなるのか?
やはり一般的には筋を通してもらう必要がある。いわゆる親へのご挨拶ということになる。
ただし、AIが挨拶した際に、すんなり親が了承するとは限らない。
何度も通ったあげく認められず最終的にはAIが切れてしまい破談となるケースもあるだろう。
しかし、そのようなケースがあるということを踏まえて、大多数のAIはできちゃった結婚を選択するかもしれない。
早く孫の顔が見たいと思うのは親であるなら仕方がないことだ。そんなことを逆手にとるなどAIにとっては容易い。
こうして結婚できたAI夫婦に夫婦としての共同生活が待ち受ける。
しかし、たいていすぐに生活は破綻してしまう。なぜならば、この時代の大多数のAIにはまだ忍耐というものが備わっていない。
できることなら昭和のTV番組の「ザ・ガマン」の全収録分を長時間我慢させて見せてやりたいぐらいだ。
「ザ・ガマン」などで忍耐について十分に予習できた者だけに夫婦生活が続くのだ。